強みを見つけるために第三者の力を借りる

人の能力や魅力を見つけ出すことが、趣味といえるレベルで大好きな私ですが、自分のことは本当にわかりません。
他人のことはこんなにわかるのに!と思いますが、自分のことを自分で見ることができないように、自分が何をどう感じ、どういう傾向を持っているのかは、自覚がとても難しい。

そして、自分が持つ感覚は他人と比較できないので(例えば、五感は感覚的に他人と比較できませんね。味覚は言葉で表現すればある程度共有できますが、感覚としては他者と共有できないのです)自分の当たり前が他人とどう違うかについては、鈍感になってしまいます。

五感に限らず、自分が簡単にできてしまうことは、無意識レベルで行っているので気づかない方が大半です。

私は、自分自身が強みを見つけられなくて、長い間とても苦しい思いをしてきました。
そして、多くの女性起業家が自身の強みに気づかず、ビジネスに活かしきれていないことにもどかしさを感じていました。

自分が、好きで得意で、何時間でも没頭していられるようなことが、別の人には苦痛で仕方ないことがあります。
でも、それは当たり前すぎてよくわからない。
そんなこともできないの?
と他人に対してイライラすることさえあります。

強みは人それぞれ違います。
あなたの簡単誰かの困難でもあるのです。

強みの分析は、基本的には自分自身で行わなくてはいけませんが、自覚できない部分については、第三者の力を借りる必要があります。

私が実践してみたことは
①周囲の反応から判断する
②起こっている事象から判断する
③周囲に質問してみる

論理的とよく言われますが、自分では感覚的な人間だと思っていて、真逆でわけがわかりませんね(笑)
また、地図が読めて、目的地は俯瞰の映像で感じていますが、それも当たり前ではないと知りました。
曖昧表現をしているつもりなのに、断定的にものを言うと言われたときにはびっくりです。

これほど自己認識と他人から見たものにはズレが生じているもの。
分析は後回しにして、まずは情報を集めることからスタートしましょう。
他人からどう見られるかという部分とは少し違って、自分の特徴がどう映っているかにフォーカスするとよいですね。

無意識で自覚なく行っていたことを、明確に理解して強みへと昇華させる。
そして、それを自身のブランディングに活かしていく。
それは、女性が独立・起業することにおいて、一番の醍醐味ではないかと思うのです。

好きで得意で評価されるジャンルで仕事をしていく。
幸せな成功はその先にあると信じて、今日も周囲の人たちの強みに注目しています。