強みを伝えると「自慢してる」って思われるか不安 その2


相手に、自分の強みを伝える際に、自慢に聞こえない方法を考えています。

①自分の強みが相手の役に立つまたはお悩み解決ができる内容であるか
②努力や経験で身に付いたこと、これまでの実績について数字などを引き合いに根拠をもって淡々と語る
③他人の評価を借りて表現する
です。

前回の記事で、①のタイプをお伝えしました。

自分がプロフェッショナルということを伝えないと、相手は安心できない場面でとても有効ですね。
ビジネスでは多いシチュエーションだと思います。

②も、タイプとしては①と似ていますが、数値を根拠にしていきます。

「マツコの知らない世界」という番組をご存知でしょうか。
特に有名人ではないが、その道の達人、オタク、コレクターなど、一つのことに精通したゲストを招いて、その人のオタクっぷりをマツコ・デラックスにプレゼンテーションする番組ですね。
(実はこの番組が好きでよく観ています)

ここに出演する人は、おしなべて圧倒的な数量をこなしてきた実績を評価されています。
例えば、これまでに4万5000個以上のアイスを食べてきたとか、全国7500種類以上の袋麺を食べたとか、他の追随を許さないレベルの経験を持った人ばかりです。

こんなに体験してすごい!というだけでなく、その経験から、何か知見を得たとか、良し悪しを見極められるとか、そういった専門家の視点を期待されているのでしょう。

重ねてきた経験を表す数値は、圧倒的な説得力をもつのです。

いつもこの番組を見ると、世の中にはいろいろなオタクの人がいるもんだな~と思います。
タレントではない素人でも、やはり、物事を突き詰めた人は面白い。

私たちも、自分のビジネスに関しては、継続し積み重ねてきた何かしらの経験があるはず。
それを一度数値化してみてはいかがでしょうか。

もちろん、いちいち数える必要はありません。
1日で○件対応しているから、月間で○件、一年では○件。
10年頑張ってきたから延べ○○件に達している。

だれも数えることができませんから、正確さよりも、概ねそれくらいの経験がある、というレベルで結構です。
経験の多さを伝えることが目的です。

数値が持つ真実は、自慢とは違うレベルで私たちの評価を確かなものにしてくれます。

③他人の評価を借りて表現する
は、次の記事で解説します。