私が強みにこだわる理由
一年近く前に、思うところがあってfacebookに投稿した記事です。
普段はやり取りの少ない方からも、ずいぶんコメントいただきました。
男性が多かった記憶があります。
私が他人の強みを見つけることに興味を持ったのは、自分に自信がなかったからです。
今の仕事に至るまでは、まだまだエピソードはありますが、これは私の偽らざる気持ちなので、ブログに残しておこうと思います。
2020年7月23日 facebook投稿記事
若い頃の私は、世の中には、すごい人とそうでない人がいると思っていた。
そんな私が、周囲の人や自分自身の経験や強みや魅力に気づけるわけもなく、すごい人に憧れ、そうでない自分にコンプレックスを持ちながら生きていた。
いつの頃からだろう、少し大人になったのか、世の中にはすごい人とそうでない人がいるのではなく、誰もがすごい部分とそうでないとところを持ち合わせているだけなのだと気付き始める。
そして、その人のすごいところを垣間見たり、本人が気づいていない凄さを見つけたりすることが楽しくて仕方なくなった。
取るに足らないと思っていた、なんの取り柄もないと本気で思っていた自分にも、ちょっとは誇れる部分があるのではと考えられるようになった。
それは、決して昔の話ではなく、意外に最近のことなのだ。
自信たっぷりに見えるらしい私だが、本当はコンプレックスの塊だったからこそ、他人の魅力や強みを見つけることに興味を持ち、それをブランディングとして昇華させる仕事につくことができたのかもしれない。
まだ時々、自信のなさと、根拠のない自信を持った、両面の自分がせめぎ合うこともあるけれど、目の前のお客様が持つ凄さを引き出して、わかりやすく表現していくブランディングコンサルタントの仕事は、私の天職だと信じている。
愛を持ってその人を見つめ、深く理解することができれば、この仕事は大方成功したことになる。
あとは、それを見えるような形にするだけだから。
とっくに人生の後半戦に入った私は、この先は自分の得意なことで他人様の役に立つよう生きていきたい。
今一つ自分に自信が持てない人は、私に相談してほしい。
その人の、本当にすごいところは、そもそも自覚がないことが多いのだ。
他人だからわかることもある。
そして私なら絶対に見つけられる。
それが、私がもつ唯一の、根拠のない自信。