得意なことで生きていく〜強みを補い合うビジネスモデル〜
2016年02月20日
【松田昌美 テープ起こし専門 ブラインドライター】
以前、facebookのタイムラインで偶然目にしたサイトです。

松田昌美さんのサイトからお借りしました
https://peraichi.com/landing_pages/view/blindwriter
ときどき取材などの仕事に携わることがありますが、インタビューの内容をテープに起こす作業は、時間ばかりかかってしまい、慣れていないと大変つらいものです。
松田昌美さんは、目が不自由ですが、抜群に耳が良く、数人の声を聞き分けたり、スピードの速い内容を短時間でもテープ起こししたりできるとのこと。
もちろんトレーニングを伴ってのことですが、彼女の強みを活かした仕事がテープ起こしだったのです。
目が不自由な彼女をサポートする形で、和久井香菜子さんが仕事の依頼者とのメールのやり取りなどを行っています。
とてもわかりやすいホームページは、無料ツールの「ぺライチ」を使用され、コストをかけずにビジネスを起こすよい事例にもなります。
自称、能力フェチの私としては、ハンディはあるけれど、だからこそ備わっている強みを最大限に生かした松井昌美のお仕事を素晴らしいと感じました。
人はだれでも得意不得意があります。
テープ起こしが辛いライターの和久井さんと、そのテープ起こしを得意とする松井さん。
お互いの力を補い合うことで新しい視点のビジネスが生まれます。
このような、お互いの得意なことを交換し支え合う、希望が持てるビジネスモデルは、どこかにたくさん種が眠っているような気がします。
注目する人が多かったようで、SNSで拡散されネット上でずいぶん話題になりました。
(だから私も見つけることができました)
ちょうど取材の仕事があったので、早速テープ起こしを依頼してみました。
仕事の依頼から納品まで流れが明確なので、入金ご確認数日でデータが届きました。
私が頼んだのは、漢字変換や改行などの校正がない「通常」コースです。一番安いプランですが、さほど長いインタビュー時間ではなかったので、細かい部分はあとから自分で修正すれば問題ありません。
約1時間超えの音声データで8000円程度は躊躇なく外注できる価格です。
きっと喜んで依頼するライターさんたちもたくさんいるでしょう。
(実際、仕事が立て込んでいるとのことでした)
誰かのお困りごとを解決するのがビジネスの基本。
インターネット社会だからこそ可能な、規模は小さいけれど柔軟なビジネスモデルが生まれ、自分の得意なことで生きていくことができる。
そんな人が増えたらさらに生きやすい幸せな世の中になりますね。
【自分の得意なことで生きていく】
そんなビジネスの種を持った人にもっと輝いてもらうことも、アイウィルのミッションの一つです。
不得意で嫌いだからビジネスになる
2016年02月07日
自分で独立して事業を始める場合、好きなことを仕事にしようという話が良く出てきます。
好きか嫌いかだけではなく、得意か得意でないかを判断基準に入れると、さらに分析しやすくなるかと考えています。
得意なことは、さして努力もなくできるようになります。
得意なことで好きなことであれば、他の人と圧倒的な差をつけてビジネスにしやすいでしょう。
文章を書く、デザインをするなどのクリエーター的お仕事、営業なども得意で好きならば仕事にするといい結果につながりやすいと思います。
でも、それを人に教えるとなると、少し別の角度からの検証が必要です。
得意で好きなことは言葉を変えると「できてしまう」ことでもあります。
それを、体系的に分析してカリキュラムにして人に教えられるかというと、逆に難しいかもと。
よく、野球の長嶋元監督の教え方が笑い話になるように、できてしまうことを他人に教えるのは至難の業なのです。
(私は地図を読むのが得意なので、読めない人に場所を教えるのが苦手です。わからないことがわならない、そんな感じですね)
周りを見回すと、意外に「嫌いで不得意」なことを何とか工夫してできるようにしたおかげで、そのノウハウを教えている人が多いです。
嫌いで不得意なことは、出来るだけ時間をかけずに簡単に済ませてしまいたいと思うもの。いかにして攻略するかを考えているうちに、ノウハウが蓄積されているのです。
たとえば
時間がないから簡単に料理が作れるレシピ
面倒だから簡単に整理整頓ができるノウハウ
嫌いだから少しでも楽にできるメールの処理
そんなノウハウは「得意で好き」な人より「不得意で嫌い」な人のほうが見つけやすいものですね。
「これって、けっこう知りたい人がいるかもしれない!!」
そんな内容が教えるビジネスにつながります。
かくいう私も、思い込みが激しく、忘れやすく、面倒くさがり屋な性格をしているため、かなり努力して、ミスを少なくし、忘れないように、楽に誤解なく意志が伝わるよう訓練をしてきました。
近いうちに、「面倒くさがり屋さんのための業務効率化」に関するノウハウをカリキュラムにできたら面白いなと思っています。
不得意だからこそ、嫌いだからこそビジネスになるというように、逆説的に考えてみると、きっとなにかアイディアが浮かぶかもしれません。
知りたい人がいれば、それがビジネスの種になります。
女性経営者 それぞれの起業のきっかけ
2016年02月05日
本日は、一宮の女性経営者のネットワークGIVERSの定例会でした。
毎回、メンバー全員が1分でプレゼンテーションを行います。
2月より、FM一宮で番組を持つ私たちGIVERS。そこで、リハーサルもかねて自己紹介の練習です。
今回のテーマは「今のビジネスをスタートしたきっかけ」です。
メンバーの発表は、それぞれ紆余曲折のストーリーがあって、女性が起業するきっかけは十人十色ということがよくわかります。
この仕事をやりたくて目指していたという人は案外少なくて、ご主人の仕事を手伝ったり
ちょっとしたきっかけからビジネスにつながったり、人生とは本当に先行きがわならないものです。
かくいう私も、夫がサラリーマンデザイナーでの限界から独立したということがきっかけです。デザインに関して、右も左もわからなかった私が10年この仕事をしてきたのも、今思えば不思議な気がします。
資格がなくても、その業界での経験がなくても、一つ一つの仕事で学ばせていただきながらステップアップしてきました。
「仕事の報酬は仕事」
この言葉が好きで、大切にしてきたことは確かです。
遠回りもたくさんしてきましたが、私の経験が起業を目指す女性のお役にたつかもしれない…。そんな気持ちから、資格やキャリアに頼らないビジネスの仕方を少しずつお伝えする機会をつくっていきたいと思います。
まずは、FM一宮!
2016年2月から4月まで、毎週土曜日午後2時半から30分、GIVERSメンバーが交替でトークをしています。
レビュー『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』
2016年02月04日
『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』
岩崎裕美子
今、私にとってタイムリーな内容だったので、すぐに手に取った書籍。
タイトル通り、前半はタイムマネジメンと仕事の効率化の内容だったのですが、後半は一転してマネジメントが軸となります。
えっ?残業なしで業績が上がり続ける会社で、社員が暗い顔ってどういうこと??
もちろん、さまざまなプロセスを経て、今は幸せな会社になっているのですが、ここまで自社のことを赤裸々に書いた岩崎社長の覚悟も素晴らしいと思います。
「終電まで働かなくては戦力外」と言われるほど超ブラック企業を辞め、オリジナル化粧品の開発とインターネット販売で起業した岩崎社長。
◇定時退社の徹底
◇毎月の業務の棚卸
◇アウトソーシング
◇ルーティンワークのシステム化
など、女性が結婚・出産しても働き続けられる会社をめざし、徹底した業務効率化を進めていきました。しかも、事業は右肩上がり。17時退社を実現させても業績は上がり続けていきます。
しかし、残業もなく売り上げは上がっていくのに、社員は暗い顔ばかり。
ここで、初めて社員と経営陣の間の溝が浮き彫りになります。
圧倒的なコミュニケーション不足から積み重なってきた不信感。
外部のコンサルタントとともに、理念の見直しなど、さまざまな改革を行っていきます。
そのプロセスを通じて、岩崎社長も経営者として成長していくわけですが、女性経営者なら誰しも、この本を読むと身につまされることがたくさんあるのではと感じます。
「いい会社って何?」という問いを突き付けられているような気がしました。
働き甲斐のある会社に何より大切なのは、コミュニケーションと理念の徹底。
弊社には従業員はいないですが、自分たちの軸となるポリシーを明確にして、ぶれない判断基準を決めていかなくてはと痛感しています。
業務効率化の本と思って読み始め、読了後は予想以上の満足度です。
女性経営者には、ぜひ読んで欲しい一冊です。

『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』
著者:岩崎 裕美子
出版社: クロスメディア・パブリッシング