強みを伝えると「自慢してる」って思われるか不安 その1
強みのお話しをしていくと「自慢って思われないか気になります」という意見がちらほら。
特に、女性はそれを気にする傾向が強いと感じています。
これはとても微妙で難しい問題ですね。
日本では謙遜が美徳で、つよい自己主張も嫌われる傾向があります。
でも、自分の強みはしっかり伝えないと、周囲には理解できませんよね。
受け取り方は相手によって違いますから、確実なことでは言えませんが、ここでは強みと自慢を整理することで、伝え方を考えていきましょう。
私たちが、相手の言っていることが自慢に感じるのは、どんな状態でしょう。
①自分の努力と関係なく得ている力を誇示する場合
例えば、親や親族、配偶者の社会的地位が高かったり、力があったりする場合、それを得意げに語られると鼻につきますね。ドラえもんのスネ夫のイメージです。
②こちらにメリットがないことを主張してくる場合
だから何?となるような、受け取る側には何のメリットにもならない内容を話してくる場合も自慢に聞こえます。
③すごいでしょう?と同意を求められるような伝え方の場合
時々遭遇しますが、「すごいですね~」と返事をするまで延々と聞かされることがあります(笑)
女性の多くは、コミュニケーションにおいて空気を読むので、相手の反応から上記のような内容を話すことはコントロールできる人が多いです。
自慢も、お互いに楽しく突っ込み合うことができれば、よい話題にもなりますね。
男性は、相手とマウントを取り合うことが多いので、自分はすごいんだということを主張する人が多いように見受けられます。
(男性女性でステレオタイプに分けているのではなく、経験上、その傾向性を語っています。他意はありません)
私たちは、ビジネスを行っていくにあたり、自慢に聞こえずに強みを伝えていかなくてはいけません。
では、上記のように自慢に受け取られることのない伝え方には、どんなものがあるのでしょうか。
①自分の強みが相手の役に立つまたはお悩み解決ができる内容であるか
②努力や経験で身に付いたこと、これまでの実績について数字などを引き合いに根拠をもって淡々と語る
③他人の評価を借りて表現する
です。
以前、歯医者さんの言葉で「使える!」と思った内容があります。
インプラントの手術の際に(骨が膿んでいて何かと面倒な状況でした)
「僕は、とても技術指導に厳しいクリニックでたくさんの経験を積んできました。技術には自信があるので安心して任せてください」
とおっしゃったのです。
強みを伝える方法を常に考えているオタクの私としては、「ほお~っ!この方法なら自慢でなく嫌味なく、患者さんに安心感を与えることができるではないか!」とその伝え方に感動したのです。
「私、失敗しないので」というセリフを言うドラマがありましたが、根拠なく言われても安心できませんよね。
逆に「経験不足で自信がないのですが、よろしくお願いします」と言われたら、手術台から逃げ出したくなります(笑)
根拠を示すこと、相手にメリットを感じさせる内容であること。
これは重要なポイントですね。
この自慢と強みを伝えるの比較は、次の投稿に続きます。