ブランディング

強みを見つけるために第三者の力を借りる

2021年05月04日

人の能力や魅力を見つけ出すことが、趣味といえるレベルで大好きな私ですが、自分のことは本当にわかりません。
他人のことはこんなにわかるのに!と思いますが、自分のことを自分で見ることができないように、自分が何をどう感じ、どういう傾向を持っているのかは、自覚がとても難しい。

そして、自分が持つ感覚は他人と比較できないので(例えば、五感は感覚的に他人と比較できませんね。味覚は言葉で表現すればある程度共有できますが、感覚としては他者と共有できないのです)自分の当たり前が他人とどう違うかについては、鈍感になってしまいます。

五感に限らず、自分が簡単にできてしまうことは、無意識レベルで行っているので気づかない方が大半です。

私は、自分自身が強みを見つけられなくて、長い間とても苦しい思いをしてきました。
そして、多くの女性起業家が自身の強みに気づかず、ビジネスに活かしきれていないことにもどかしさを感じていました。

自分が、好きで得意で、何時間でも没頭していられるようなことが、別の人には苦痛で仕方ないことがあります。
でも、それは当たり前すぎてよくわからない。
そんなこともできないの?
と他人に対してイライラすることさえあります。

強みは人それぞれ違います。
あなたの簡単誰かの困難でもあるのです。

強みの分析は、基本的には自分自身で行わなくてはいけませんが、自覚できない部分については、第三者の力を借りる必要があります。

私が実践してみたことは
①周囲の反応から判断する
②起こっている事象から判断する
③周囲に質問してみる

論理的とよく言われますが、自分では感覚的な人間だと思っていて、真逆でわけがわかりませんね(笑)
また、地図が読めて、目的地は俯瞰の映像で感じていますが、それも当たり前ではないと知りました。
曖昧表現をしているつもりなのに、断定的にものを言うと言われたときにはびっくりです。

これほど自己認識と他人から見たものにはズレが生じているもの。
分析は後回しにして、まずは情報を集めることからスタートしましょう。
他人からどう見られるかという部分とは少し違って、自分の特徴がどう映っているかにフォーカスするとよいですね。

無意識で自覚なく行っていたことを、明確に理解して強みへと昇華させる。
そして、それを自身のブランディングに活かしていく。
それは、女性が独立・起業することにおいて、一番の醍醐味ではないかと思うのです。

好きで得意で評価されるジャンルで仕事をしていく。
幸せな成功はその先にあると信じて、今日も周囲の人たちの強みに注目しています。

強みを見つけるために必要な項目とは

2021年05月03日


強みを見つけるオリジナルメソッドを開発したいなと思い、
① 強みを再定義すること
② 分析するための情報を整理すること
を実践しています。

前回の記事で
①強みを再定義すること
から
同類語である「長所」「強み」「才能」をそれぞれ定義しました。

次に行うことは
②分析するための情報を整理すること
です。

私が人の強みを見るときには、ありとあらゆる要素から判断しています。
その内容は多岐にわたるので、思いつく限り項目を並べてみたいと思います。

生まれ育った環境(家族・身内、場所、学校、友人など)
学校生活について(得意科目、部活、友達、役割など)
思春期に影響を与えたもの(本、映画、エンターテインメント、芸術、科学、尊敬する人など)
最初の仕事について
バイトの経験
影響を与えたできごと
あこがれている人
得意だったこと(勉強、運動、その他)
良くほめられたこと
好きだったこと
生い立ちから今までの出来事
仕事の経歴
持っている資格
没頭できること
今の仕事を始めるきっかけ
現在の環境(配偶者の仕事、子どもの有無など)
苦手なこと
コンプレックスに思っていること
努力しなくても簡単にできること

ざっと上げてもこれだけありますが、項目は数限りなくあり、実際は話を聴きながらもっと深堀りをしています。

雑多な内容を大きく分類すると以下のようになります。
得意
環境
好み
経験

項目一つ一つを丁寧にみていくと、その人の特徴があぶりだされてくるでしょう。
詳細はおいおい記事にしてきたいと考えています。

強みを見るうえで、一番難しいのは、本人が自覚していない強みをどう見つけ出すかです。

そもそも、自分の姿を自分の目で直接で見ることはできないので、私たちは鏡を使い自分の姿を映します。
それと同じように、自分を知りたい場合は、他人を鏡として活用するしか方法がありません。

だからこそ、自分のことを正しく知るのは難しいことなのです。

それについては、次の記事でご説明します。

自分で自分のことがわかならい場合、分析の前に分類

2021年05月02日

女性が幸せに成功するためのブランディングをお伝えしたいと思い、現在、コンテンツ創りをスタートしています。

私が考えるブランディングでは、何をどう売るかといったマーケティングの前に、ご自身の強みを明確にして、言語化することを重視しています。

ただ、自分のことは自分ではわからないのは、普通のこと。
そのために、さまざまな方向から分析を行います。

私は、自分の興味が「他人の強みを見つけ出す」ことにあるので、ある程度の情報と直接お話しする時間があれば、かなりの精度でその方の持つ優れた特徴がわかります。

でも、そう判断するのはなぜなのか、再現性のある方法を確立したいと思い、関連書籍を読んだり、これまでの経験を思い返したりしながら、あれこれ考えています。

その中で気づいた大切なことは、まず
① 強みを再定義すること
② 分析するための情報を整理すること
です。

「強み」は「長所」や「才能」と同類の言葉ですが、その違いを明確に説明できますか?
私も、いざ説明するとなると曖昧な理解だったと思い、調べてみました。
そして、私なりに定義したのが以下の内容です。

長所:その人の性格や行動で優れているところ
   一般的に優れているとされる評価(⇔短所)
明るい、気が利く、社交的、冷静、行動的など

強み:(目的に照らして)活かすことができる特徴
   他人との比較よりも、他人とは違う特徴を指すことが多い
   環境や経験から身につけた資質という場合もある
   論理的思考を持つ、チャレンジ精神が旺盛、コツコツと努力をする

才能:生まれ持った、他人よりも優れた能力
   歌がうまい、絵がうまい、運動神経がいいなど、努力と別のところで備わ

っている力
   容姿が良いというのも才能の一つと思っていて、しかも最強の才能といえ

ますね。

こうして、強みを再定義したので、次は分析するための要素を考えていきます。

まずは自分を知ることから~強みについて考える~

2021年05月01日

子どものころから好きだったこと、夢中になれること、人からほめられたことは何ですか?

私が、ブランディングの講座で、受講生の皆さまに必ず質問する内容の一つです。

自社の強みを明確にすることは、ビジネスにおいて他社との差別化、また独自化をするにあたってとても重要です。

・他社より優れているところ
・他社では真似できないオリジナルな特徴
・こだわっていること
・圧倒的な実績など

強みを定義する内容は幅広いものがあります。

私たちのようなスモールビジネスの場合は、経営者の強みがそのままビジネスの強みに反映されます。

その強みを探す最初の一歩が、幼いころからの自分を振り返ることなのです。

子どもの頃から何が好きだったか、何をよく褒められたか、得意なことは何だったか。
そんなことを自分自身の棚卸しとして行ってみましょう。

幼いころからの自分の興味・関心、おかれていた環境が今のあなたを形作り、それはご自身が思うよりも大きい影響を与えています。

自分が本当にやりたい事、情熱を傾けられること、夢中になれることの原点を知ることで、腑に落ちることがたくさんあるはずです。

私が今の仕事をするきっかけは、グラフィックデザイナーの夫を手伝う必要に迫られたから。
デザイン制作やブランディング、マーケティングの経験もなければ、それまで仕事として考えたことはありませんでした。

でも、振り返ってみると、子どものころからポスターのデザインやテレビCMが好きで、番組途中のコマーシャルでチャンネルを変えることはありませんでした。
そして、叔父は評判のいい広告デザイナーでした。

大学生の時に、電通の方から今で言うマーケティングの実例の授業を受けて、宣伝って面白い!と感じ、就職活動では広告代理店を受けています。(面接もしてもらえませんでしたが‥‥)

けっきょく証券会社に就職をしたので、ずいぶん遠回りをしましたが、今の仕事につながる種はどこかに蒔かれ、私の中で芽吹くときを待っていたのかもしれません。

今の自分は、これまで生きてきたすべての経験から成り立っていることを考えると、気持ちが動いた経験、夢中になった経験を振り返ることも、強みを見つけるための大切な要素だと、私は考えています。

改めましてアイウィルの自己紹介です

2016年02月21日

アイウィル株式会社の柳沢美奈子と申します。
ステージアップを目指す女性経営者のブランディングのお手伝いを得意としています。
 
アイウィルの考えるブランディングは、価値の見える化です。
経営者自身、スタッフ、会社、扱う商品サービス、など、すでに持っている魅力に光を当てて、お客様にわかりやすく伝えられるように、デザインを主体に形にしていく作業といえます。
 
ブランディングを行うことで、イメージアップだけでなく、信頼を得やすい、スタッフのモチベーションアップ、来て欲しい人を採用できる、などのメリットがあります。
特筆すべきは、やるべきことが明確になり、経営者のストレスを軽減できることです。
 
これまでたくさんのブランディングをさせていただきましたが、社長ご自身、会社、商品サービスの魅力を充分に伝えきれていないように感じます。
自分がしていることは、つい当たり前になってしまうので、お客様がどこに響くかわかりづらくなってしまうのです。
そんなときは、アイウィルのような第三者視点を利用して、魅力を再確認していただきたいと思います。
 
ブランディングは、必要以上に飾って表現したり、ありもしないことを見せるものではありません。
今持っている大切な宝物に、磨きをかける。
これまでの実績とこれからのビジョンを表現する、そんなブランディングのお手伝いをしていきたいと考えています。
 
 
アイウィル株式会社
代表取締役 柳沢美奈子