何でもできる人は何もできないと思っている不思議

あなたの周りには、なんでも器用にこなしてしまうひと、不得意なことがないように感じるほどマルチなタイプの方はいらっしゃいませんか?

なんでもできる人と、ひとつのことに長けているけどあとのことはさっぱりという人、多くの女性経営者とお話しをしてきて、どちらのタイプもいらっしゃいます。

意外にも、何でもできる人は、自分は何ができるかがよくわからない、強みがわからないと悩んでいることが多いです。

自分のことは自分ではわからないものだと何度もこのブログに書いていますが、自分が難なくできることは自覚がないことが多いので、得意という実感もありません。
(足が速いとか、計測できるものであれば客観的指標でわかりますが、ビジネスの世界ではそういったものは稀です)

そうすると、なんでもできるタイプの人は、自分基準で考えると凸凹がないため、自分は何も得意なことがないと思ってしまうのです。
自分の強みをどれに絞り込んでいいのか、まったくわからず悩んでいることも多いですね。

逆に、他のことはできないけどこれだけはだれにも負けないと自覚できている人は、自分の強みを押し出すのに迷うことはありませんし、周囲からみてもそれを評価してもらいやすいという特徴があります。

かくいう私も、器用貧乏的になんでもこなすので、真剣に「私は取り柄がない」と思っていました。なんでもできるといっても「そこそこできる」レベルですからなおさらです。

自分が得意なことが何なのかを知るまでにはずいぶん悩み、遠回りをしましたが、強みを見つけるためにコンサルティングを受けたことが、大きなきっかけとなりました。

私は、女性では少数派な地図が読めるタイプです。
一度行った場所(通ったルート)は覚えていることが多く、運転する道順は上から見ているイメージを持っています。
カーナビは北が上でないと気持ち悪いし、場所を教わるのは東西南北で説明してもらわないとわかりづらい。
こういったことは、みんな同じように感じていると思っていたら、そうではないらしいと知ったのは、比較的最近のことです。

「俯瞰的に物事を見る」力があると、そのコンサルタントの方に指摘されたことによって、自分が、計画から実行、ゴールまでをイメージしてプランすることができる強みを持つことに気づくことができました。

何でもそこそこできる人から脱却し、持っている強みを活かしてビジネスを成功させる。
そんな目標も持つことができました。

そして、他人の能力や強みを探ることが好きな私は、クライアントの強みを見出すことにも興味を持って経験してきたわけです。

ブランディングにおいて、自分を知ってそれを強みへ変換していく作業は、とても大切だと考えています。
しっかりと強みを自覚することができれば、ビジネスで迷ったときも、原点に戻ることができます。

自分では気づかないなら、他人の力を借りる。
器用な人ほど、第三者に頼ってほしいですね。