ブランディングパートナー 柳沢美奈子のブログ

好きなことを仕事にするってどういう意味?

2021年05月05日

「好きなことを仕事にする」という言葉を耳にすることが多くなりました。
「好きなことを仕事にする」「好きなことを仕事にしてはいけない」と、さまざまな意見があるようですが、私は「好きでもないことを仕事にする」のは、ずいぶん辛いことだろうと考えてしまいます。

ただ、相反する考え方があるということは、比較する基準がそもそも違うのかもしれませんね。

ここでは、「好きなこと」をもっと深く掘り下げてみましょう。
例えば、音楽が好き、イベントが好き、ものづくりが好き、接客が好き、など、ざっくりとしたものではなく、そこから派生する事象にフォーカスします。

例えば、「ものづくりが好き」なのは
 集中して何かに取り組むのが好き
 何を作るか設計して準備をし、完成させることが好き
 今あるものを工夫して別のものに変化させるのが好き
 周囲と共同して大掛かりなものを作り上げることが好き
 細かい部分にまでこだわって完成度を高くすることが好き
と分析することができますね。

さらに「接客が好き」なのは
 人と話すのが好き
 自分が薦めたものを買ってもらうことが嬉しい
 お客様が何に興味があるのか話しながら見つけていくのが楽しい
などの要素に分解できます。

自分が何にワクワクして、夢中になれるのか。
何を楽しいと思うのか、要素を分解して考える事で、本当に好きなのは何だったのかを知ることができます。

私は、子どものころから推理小説が好きで、今でも小説はほとんどミステリージャンルばかり読んでいますし、刑事もののドラマも大好きです。
たぶん、問題を解決していくことに興味があるのだと自己分析しています。

課題を見つけ出し、要素を洗い出し、解決方法を探す。
その一連のプロセスは、きっとクライアントの強みを見つけ出すことにもつながっているのでしょう。

好きなことを仕事にするのは、独立・起業する場合には、大切なことです。
でも、好きなことをジャンルとしてだけ捉えるのではなく、それにまつわる要素まで考える事で、ミスマッチを減らすことができるのです。

正しく自分を知って、強みへと活かしていきましょう。
それが、幸せに成功するファーストステップです。