得意なことで生きていく〜強みを補い合うビジネスモデル〜
【松田昌美 テープ起こし専門 ブラインドライター】
以前、facebookのタイムラインで偶然目にしたサイトです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/blindwriter
ときどき取材などの仕事に携わることがありますが、インタビューの内容をテープに起こす作業は、時間ばかりかかってしまい、慣れていないと大変つらいものです。
松田昌美さんは、目が不自由ですが、抜群に耳が良く、数人の声を聞き分けたり、スピードの速い内容を短時間でもテープ起こししたりできるとのこと。
もちろんトレーニングを伴ってのことですが、彼女の強みを活かした仕事がテープ起こしだったのです。
目が不自由な彼女をサポートする形で、和久井香菜子さんが仕事の依頼者とのメールのやり取りなどを行っています。
とてもわかりやすいホームページは、無料ツールの「ぺライチ」を使用され、コストをかけずにビジネスを起こすよい事例にもなります。
自称、能力フェチの私としては、ハンディはあるけれど、だからこそ備わっている強みを最大限に生かした松井昌美のお仕事を素晴らしいと感じました。
人はだれでも得意不得意があります。
テープ起こしが辛いライターの和久井さんと、そのテープ起こしを得意とする松井さん。
お互いの力を補い合うことで新しい視点のビジネスが生まれます。
このような、お互いの得意なことを交換し支え合う、希望が持てるビジネスモデルは、どこかにたくさん種が眠っているような気がします。
注目する人が多かったようで、SNSで拡散されネット上でずいぶん話題になりました。
(だから私も見つけることができました)
ちょうど取材の仕事があったので、早速テープ起こしを依頼してみました。
仕事の依頼から納品まで流れが明確なので、入金ご確認数日でデータが届きました。
私が頼んだのは、漢字変換や改行などの校正がない「通常」コースです。一番安いプランですが、さほど長いインタビュー時間ではなかったので、細かい部分はあとから自分で修正すれば問題ありません。
約1時間超えの音声データで8000円程度は躊躇なく外注できる価格です。
きっと喜んで依頼するライターさんたちもたくさんいるでしょう。
(実際、仕事が立て込んでいるとのことでした)
誰かのお困りごとを解決するのがビジネスの基本。
インターネット社会だからこそ可能な、規模は小さいけれど柔軟なビジネスモデルが生まれ、自分の得意なことで生きていくことができる。
そんな人が増えたらさらに生きやすい幸せな世の中になりますね。
【自分の得意なことで生きていく】
そんなビジネスの種を持った人にもっと輝いてもらうことも、アイウィルのミッションの一つです。